ある日記

音楽とかアウトドアとかやりたいことに埋もれる日々の記録

今週のお題「プレゼントしたい本」大切な友人、恋人、家族に。

今週のお題「プレゼントしたい本」
かさばらず、押し付けず、すぐ読めて、絵もかわいい。

いつでも会える
菊田まりこ 著

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実際にこれは、何人かにプレゼントをした本。
お題? そうだな、これかなと、
久しぶりに思い出した一冊。

確かこれは松嶋菜々子がマックスファクターの
「泣いても落ちないマスカラ」
のCMで出てきた本だ。

本の表紙がチラリと画面に映る、
何気なく本をめくる彼女、
ふいに、彼女の透明感のある横顔からホロリと涙がこぼれる、
そんな感じのCMだった。

特に、松嶋菜々子が好きとか、そういう理由もなかったけれど、
そのCMはなぜかとても気になっていたのだ。
この本は、なんだろう?って。

で、まもなく私は、大型の書店の絵本コーナーで、
その本と偶然出会った。
あ、これはあのCMの本だなって。
小さい本、
立ち読みしたってあっというまに終わってしまう。
私は何気なく、その本を手にとり、
無防備に読み始めた。

ありきたりな、かわいらしいワンコの話しかと思いきや、
ありきたりな、ワンコが死ぬ、かわいそうな話しかと思いきや、
主人公のシロちゃんというワンコが
大好きなミキちゃんという飼い主の女の子に突然死なれ、
淋しくて淋しくて探し回るという設定だ。。。。
想定外。
やられた。
私は、当時、ワンコを飼ってたので、シンクロしまくり。
これはアカンやつでした。
イラストもかわいいのだ。
線のラフさもトーンも、きっと泣ける素因なのだ。

完全に引き込まれてしまい、

あっという間にページが繰られ、
大型の、本屋さんの真ん中で、
人目もはばからず、危うく、嗚咽・・・・


かろうじて、声は我慢したけど、
涙がこぼれるのを我慢するのは無理。
やばかった。。

飼い主が、
飼い犬よりも先に死ぬなど、
決してあってはいけないのだ!と
その時は心からそう思ったりして(笑)

以来、私はすっかりこの本のトリコになってしまい、
いろんな人(特に、独身の女子)に、
「読んでみて」と、自分勝手にプレゼントしたりしていた。

自己満足?!


しかし、これを探すのにAmazonストアに行ってみて
改めて驚いたことは、
これを購入した年月日がバーンと出てきたこと。
調べてくれともなんにも言ってないのに、
また余計なお世話というかなんというか、怖い。
2002年の日付になっていた。

まだ、大好きなワンコが生きてた時。

もうとにかく、なんかわからんけどワンワン泣きたい時、
泣いてすっきりしたいとき、
無防備に、泣ける本としてもお薦めです。